もう四回目の月命日です。あっという間ですね。最初の一週間ほど引きこもり状態でしたが、その後はルーカスのリードとカラーを身につけてルーカスの好きだった場所、特に大阪城公園と鶴見緑地を歩くようになりました。それでもルーカスがいた時と比較すると歩く距離が半分以下になりました。
ルーカスって贔屓目もあると思うけど、かなり男前でこんなにハンサムなフラットってなかなかいないと思うし、幼い頃からボール遊びや追いかけっこで走り込んだので筋肉もしっかりと付いていてフラットとしては大型の見栄えのする体型だったと思います。
でもルーカスのすごいところって、そういうことではなくて、冷静で賢いところだと考えています。たとえばまだ成長し切っていない若い頃にほかの犬と遊んでいるときにこちらを時々ちらっと見て確認しながら遊んでいました。最初はどうしたのかなと思ったけど、試しに呼び戻してみると遊びを中断してちゃんと帰ってくるんです。それも他の犬の飼い主さんが呼んでもまったく反応しませんでした。こちらにアイコンタクトしながら何か伝えたら、すぐに反応できるようにしていたようです。
病気になって便意が激しくて外に出たい時も吠えたり、暴れたりすることはありませんでした。極めて冷静に落ち着いてこちらの顔とドアノブを交互に見るんです。それで外に出たいんだと察して、こちらは慌ててルーカスを外に連れ出すのですが、それで伝わると理解しているところが本当にすごいなと思います。そしてそれでわかってくれると信頼してくれていたんだと思うと嬉しくて、今となってはとても悲しくてどうしようもない気持ちになります。
まだ初めて散歩を始めた仔犬の頃に空をヘリコプターや飛行機が飛んでいると立ち止まって見上げて観察していたことが思い出されます。なんか変わった仔犬やなって思いつつ、もしかしてすごい犬かも?と感じていました。その時の予感通りにすごい犬でした。誰よりも自分のことを信頼してくれて、かといって不満があるとちゃんと抗議するみたいなところも感心するばかりです。
抗議っていうのは、散歩中に顔見知りとあって長話をしていると早く散歩を再開しようと私に向かって吠えたり、病院で処置室に行くときに同伴できないから待合室で待っていると戻ってきたときになぜ一緒に来なかったといわんばかりに吠えられます。でもルーカスって他の人や犬にはまったく吠えることもなく、こういう時に私にだけ吠えるんです。こうした分別のあるところもすごいところです。
写真はこれもお気に入りのひとつで中之島公園の剣先噴水で撮影したものです。ルーカスのとてもリラックスした賢そうな表情がとても好きです。後ろに見えるのが天神橋です。ここもよく遊びに来たんですよね。
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