ダニ対策 まとめ

大阪市立環境科学研究所の追加問い合わせについて

Q. マダニがいる場所は?

A.  犬猫、ネズミ、イタチ等宿主となる動物や鳥類などがいれば、公園や空き地や草むら等でもマダニがいる可能性あり

Q. マダニが確認されたという鶴見緑地の具体的な場所は?

A. 北東部のアカガシワ、松、トネリコの林の脇の木道に沿った斜面の草むら、数年前のことなので、現在の状況は不明、林床の日陰でいかにもマダニが好む環境

Q. マダニがいる場所の植物について

A. 山地では笹の葉によくとまっている、イネ科植物に多い傾向はあるがほかの植物にもいる

Q. 日当たりがよい大芝生のような場所は?

A. 大芝生のようなオープンな草地にマダニがいることは稀、乾燥に弱いから

犬バベシア症のこと

これまで漠然と他人ごとのように考えていたが、調べてみると非常に身近に存在するリスクということが認識できた。日常的に利用している公園でバベシア原虫を媒介するとされているフタトゲチマダニが多くいるとかショッキングな情報だったが、いろいろと問い合わせてよかった。北東部の木道って結構な頻度で通っていて斜面の草むらは夏場とかこそ入らないけど、寒いぐらいの時期には草むらを通ったりしたこともあった。めっちゃニアミスやった。日本中で完全に安心できる場所はないと思う。北陸などについても見つかっていないだけで恐らくは他と同様にいると思うし、東日本や北日本にもさらに拡大するように感じられた。仮にマダニが付いたとすると吸血を開始してから24〜48時間でバベシア原虫が侵入するという。であれば、フロントラインプラスの48時間以内では間に合わない可能性もあるし、そもそもマダニが付かないように努めるしかない。

犬 Babesia gibsoni 感染症の発生状況に関する 全 国 アンケート調査

http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06504/c3.pdf

バベシア発症例 調査の報告 2012

http://www.bayer-pet.jp/vet/support_info/babesia-houkoku2012.pdf

バベシア発症例 調査の報告 2011

http://www.bayer-pet.jp/vet/support_info/babesia-houkoku2011.pdf

駆除剤や忌避剤のこと

フロントラインプラス

マダニやノミが付くことが前提になっていて予防効果は期待できない。副作用についても多いように見える。ネット上の情報を調べてみてもマダニが付いたのちに滴下して数日経過しても取れなかったのにフォートレオンですぐに取れたという情報があった。皮下とはいっても体内に薬剤が入るというのも使いたくない理由のひとつ。あとネット上の情報で、使っていたのにマダニに付かれたという話が散見された。

フォートレオン

フロントラインプラスとは異なる薬剤で猫や水性生物には禁忌。身体に入らず被毛と皮膚に広がるとのことで体内に入るよりはマシな気がする。ネット上で見られる情報についてもマダニに対しての効果は期待できそう。水に濡れたりすると効果が失われるため管理は難しくなりそう。被毛や皮膚といっても殺虫剤に変わりはないので、継続して使ったときの影響は心配される。副作用については動物医薬品検査所の副作用データベースがメンテ中で確認できていない。

その他

忌避剤としてヒバ油が好評。口コミの情報は、これから使うとか期待してるとかレビューになっていないものがあまりにも多いけど、その中で7年間ラブと山に入るときに使い続けて一度もダニが付いたことはないという話があったのと、大工さんという方のコメで忌避剤としての効果はわかっているというのも多少信頼できそうな気がした。あとは結構な量の口コミがある中で使ってみたけどマダニが付いたみたいなネガティブな情報が見受けられなかったことからも効果がありそうな気がした。ヒバ油のほかにハーブの虫除けやオレンジXやスキンベープもマダニに忌避効果があるとのこと。

マダニ対策のまとめというか方針

駆除剤としてフォートレオンを使うことにする。ただし継続使用によって薬剤残留の蓄積や肝臓の負担が心配なので、ヘパアクトという肝臓保護のためのサプリメントも併用する。使用していたのにマダニがついたという話は、どの駆除剤でも多かれ少なかれあるように思われる。駆除剤を過信せずマダニが好みそうな場所には近づかず、虫除けや忌避剤を併用する。忌避剤として効果が期待できそうなヒバ油やハーブの虫除けやスキンベープ等を使う。

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