犬の本(第3回)犬はどこから…そしてここへ

ムツゴロウこと畑正憲さんの著書です。犬好きは、必読の本ですねw 私も何度も読みました。単純におもしろいです。ただね、絶版なんですよw 中古の本でしか手に入らない、それでも犬が好きな人は読んでみるといいと思います。図書館なんかで置いてあるところもあるのでは?


この地球上で人間を除いて犬だけが特別な動物だというムツゴロウさんの主張、ありとあらゆる動物に触れてきて一般的にあり得ない数の犬に触れてきたムツゴロウさんの言うことですから説得力があります。犬だけが人間と共生する動物なんです。ネコ派の方やその他の動物が好きな人は異論があるかもしれませんが、現実に警察犬や盲導犬はいても警察猫や盲導猫とかいないですからね。


秀逸なのは、ムツゴロウさんが随分昔から犬が特別な動物だということを考えていたことです。動物には一般に二回の社会適応期があって、どんな動物でも一次社会適応期は無邪気で誰にでもなつく、ところが二次社会適応期を迎えるとコロッと変わるそうです。ところが犬だけは一生の間ずっと一次社会適応期のままで過ごす、こうしたことでなぜ?とずっと疑問に感じておられたようです。


この本では、犬はオオカミの子孫ではないという仮説が書かれています。なぜならば、犬とオオカミとでは社会適応期やその他の行動が異なるからです。現在では、DNAが調べられた結果として犬がオオカミの子孫であろうということがほぼ確定的なのですが、それではなぜ犬とオオカミは異なるのか?というのは現在ではかなり判ってきています。それについては、次回の本でw

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