ダニ対策3

いろいろ調べてみるとやはりフロントラインプラスを毎月犬たちに滴下するということについては躊躇してしまう。これだけSFTSとか騒がれていて、もし本当に安全なものであるならばヒトに対しても使うやろと思うし、そもそもフロントラインプラスに記載されている説明が虚偽とはいわないまでも正確とは言い難い。食品安全委員会の毒性試験では慢性試験も行われていてビーグル犬が使用されているけど、長期連用した場合の影響については詳しいことはわからない。それで1ヶ月もマダニを駆除する効果のある農薬を犬の身体に入れ続けるか?というと。。。


大阪府内で北摂や生駒や和泉山あたりの山麓に出かける場合は、フロントラインプラスの使用も考慮する必要があるかもしれないけど、地元で活動している限りでは100%といわないまでもかなりリスクは限定的と考えられるので、虫除けや忌避剤を使いながらボディチェックを入念に行うというのが安心かなと。京都や名古屋ではマダニ類の生息状況調査が実施されているけど、大阪では確認できなかった。相当調べてみて、なおかつ10年も活動してそんなのを見たり聞いたりしていないので、地元の公園で外部から持ち込まれるリスクはあるとしてもマダニが生息するのに適した環境ではないと判断される。


たとえば春からマダニが活発に活動するシーズンやからフロントラインやっとこうと自分の首筋に滴下できるか?子供がマダニにやられるの心配やからフロントラインしなければといって滴下できるか?みたいな話で普通に考えて無理があると思う。特にまだ幼くて身体も小さいルーカスには使いにくいし、かぐらに対してもルーカスが首筋や尻尾の毛をむしるのに口をつけることを考えるとやはり使いにくい。


防虫や駆除の効果があるものとしてフロントラインの成分であるフィプロニルよりもキンチョールやフマキラーの成分のほうがマダニなどの虫に効果がある割にヒトなどに対しての毒性が低いという話も見かけた。除虫菊の成分を真似て合成した化学物質らしい。ニオイの問題はあるけど、実際に犬を連れて登山している方のお話で一考の余地あり。


日本国内では、マダニに対しての忌避剤はないらしい。ただしツツガムシの忌避剤があってそれはマダニに対しても完璧ではないまでも効果が認められたとのこと。


というわけで地元以外に出かけるときは使用も含めて都度判断することとして、地元で日常生活をするにあたってフロントラインプラスを常用するのは避けたい。ワクチンや抗生剤と同じで何も考えずに使えばよいというものではないと思う。できる予防と日常の管理をきちんとして、万が一マダニの付着が確認されたとしたら駆除目的で即刻滴下するということにしたい。

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