2024-08-04 生後3536日 (502週齢)

夜中もずっと見張っていたのですが、少し寝落ちしていました。ルーカスが発病して以降、ルーカスのことばかりを考えて、ルーカスのことを最優先にして、あまり眠れていなかったからだと思います。気がついて慌ててルーカスのほうを見るとルーカスも寝ている様子でした。

6:50

ルーカスのそばにボールを置くと反応して身体を起こしました。とはいえ、ボールで遊ぶようなことはありません。

7:15〜7:30

身体を起こして、こちらを見て咽せるというのを何度か繰り返しました。ルーカスが身体を起こすたびに「ルーくん、しんどいからゴロンてしとき」と寝かせるのですが、何度も同じように繰り返しました。

7:55 

寝返りをして身体を起こしました。水を示してみたところ、ひと舐めだけしました。

8:10

身体を起こして、こちらを見ました。右手を差し出すと左前脚で応答、いわゆるお手とかシェイクですが、この時のルーカスは嬉しそうでした。この記事の写真がその時のものです。あらためて見ても前日よりも生気があるように思えます。こんな状況になっても精一杯楽しんで生きようとするルーカスのことが本当に愛おしいです。後でこの写真を見た時は涙が止まらなくなりました。

8:20〜

時々身体を起こして、こちらに見たり、寝返りしたりというのを繰り返しました。

10:55

身体を起こして、こちらを見るというのを何度か繰り返しました。水を示すとひと舐めだけして、口の中が乾燥して上手く飲めなさそうなので、注射器で口の中に水を入れてやりました。

12:00

おむつを外してお尻周り洗い流して、シャンプーシートを取りに行っている間に寝返りをして失禁していました。

12:30

寝返りをして寝息を立て始めました。やや呼吸は荒かったのですが、ゼーゼーと痰が絡んで息苦しそうなのが解消されていました。

13:00

半身を起こして、こちらに向きました。起きると痰が絡んで息苦しそうでしたが、顎をこちらの腕に預けるようにして伏せました。たぶん腕を抱え込みたかったのだと思います。

以前から、こうして隣にいる時のルーカスは、いつもこちらの腕を確保しようとしていました。腕を外すと近づいてきて、腕を貸せと言わんばかりに前脚を出してこちらの腕を手繰り寄せるようにして、また腕を貸すと抱えて満足そうにしていました。

13:45〜

半身を起こして咽せるのを何度か繰り返しました。この日の外の気温は37℃の猛暑でしたが、ずっと一緒に過ごした2階の部屋もこの時は涼しく過ごしやすくなっていました。

14:40

半身を起こして咽せながら、ルーカスはこちらを見続けました。その後、少しこちらに視線を向けてから、また倒れ込みました。

15:15〜15:20

また半身を起こして、こちらを見つめていました。めずらしくあまり咽せていませんでした。これを何度か繰り返した後に寝返りをしました。

15:30

外はいつの間にかゲリラ豪雨で雷の音が聞こえていました。ルーカスは、また半身を起こして、こちらを見つめるというのを繰り返した後は少し眠たそうにしていました。

この日のルーカスは、どうしたのでしょうか。何度も何度もこちらを見つめたんです。自分の身に起こることをわかっていたのか？あるいは自分の手に負えない状況でアイコンタクトで助けを求めていたのか？もし、そうだとしたら最後の最後にルーカスの期待を裏切ってしまったことになります。それは、ちょっと辛過ぎて。。。

18:00
ルーカスが寝入ったのを見て仮眠をしていた時にルーカスの様子が変わったことに気づきました。ルーカスは、半身を起こして苦しそうにしていました。目の焦点が合わなくなっていて意識がすでに無さそうにも見えました。この時にお別れの時だと察しました。

18:25

ルーカス！との呼びかけに一瞬こちらに目を向けました。ルーカスが反応したのは、これが最後になりました。苦しそうなのを見ているのが辛くて、お願いだから早く楽にしてやってくれと思いながら見守りました。

ルーカスが硬直するように四肢を伸ばした後に脱力して、同時に眼の光が消えました。ルーカスとの共生が終わりました。

先代のフラットの後釜として我が家に来たのですが、仔犬の時の聡明な様子にあっという間に魅了されて、夢中になりました。不本意ではあったのですが、共に生きた9年間は振り返ると決して短くはないし、本当に夢のような幸せな時間でした。ルーカスには感謝しかありません。

自分をあんなにも慕ってくれていたのに救うことができなかったということが、本当に申し訳なくて、自分のことが情けなくて、なんとルーカスに謝ればよいのやら。本当に大切でかけがえのないものを失ってしまいました。ルーカス抜きで生きるのは辛いです。