2024−12−28 ルーカスの魂 その4

ルーカスの誕生日の翌日、ブリーダーさんから連絡がありました。なかなか電話がつながらないとのとでした。また電話をしてみるとのことで自分は母の四十九日の法要などもあるし、そんなに急がなくても大丈夫ですと伝えました。実際のところルーカスと10年近く過ごした我が家は片付けないと直ちに仔犬を迎えられるような状況でもありませんでした。

12月になって思わぬところから連絡がありました。すっかり忘れていたけど、問い合わせをした里親募集の応答のメッセージが届いたのです。来ていただく前に電話で話をしたいとのことでした。さて、困ったことになったと思いました。ブリーダーさんを紹介してもらうことになっているのにどうしたものかと考えて、ともかくルーカスのブリーダーさんに経緯を伝えることにしました。

数日前にたまたま目に止めた里親募集になぜか引き寄せられるように問い合わせをしてしまったということ、募集自体は1ヶ月ぐらい経過していてあまり当てにしていなかったことなど正直に伝えました。どこそこのブリーダーさんのようですと伝えるとそれって〇〇さんではないですか?と言われました。確かにメッセージに〇〇と名前が書いてありました。なんとルーカスのブリーダーさんが紹介するつもりだったブリーダーさんと同じでした。

奇妙なことに行き先がひとつに重なりました。どのようにしてもそのブリーダーさんにたどり着くようになっていたのです。なにか運命じみていて、導かれているような気がしました。まさかルーカスの魂がここに行けと言っているのかと考えました。であれば、なんとしてでもそこに行かなければならないと思いました。

つづく

0コメント

  • 1000 / 1000