最近は経口タイプが普通になってきたようですね。
比較的最近になって承認された薬について調べておきました。
パノラミス(承認 2013-11-05)
有効成分:スピノサド(ノミ・マダニ)・ミルベマイシン(フィラリア)
副作用:嘔吐や顔面腫脹(スピノサド)ほか副作用情報あり
マダニ駆除効果は1ヶ月
スピノサドは殺虫目的の農薬(日本では1999年登録)
マクロライド系殺虫剤
ネクスガード(承認 2014-02-20)
ネクスガードスペクトラ(承認 2015-08-20)ミルベマイシンオキシムを含む合剤
有効成分:アフォキソラネル(ノミ・マダニ)
副作用:嘔吐ほか副作用情報あり(スペクトラは承認後の期間が短いのでまだ情報なし)
マダニ駆除効果は1ヶ月
アフォキソラネルはネクスガードのために作られた成分で節足動物にしか作用しない
イソオキサゾリン系新規化合物で殺虫剤として開発された
ブラベクト(承認 2015-05-27)
有効成分:フルララネル(またはフルラレイナー)
副作用:嘔吐や下痢等消化器症状 / AST・ALTの上昇(承認後の期間短くて情報なし)
マダニ駆除効果は3ヶ月
イソオキサゾリン系殺虫剤
いずれもほかの薬剤との併用は要確認で繁殖予定の場合は慎重に投与が必要のようです。フィラリアのミルベマイシンは相当に長い期間の実績があって安全と判断できるので、ノミ・マダニ向けの有効成分をどう考えるかということになりますね。どれも人畜や哺乳類に対しての負担は低くて基本的に節足動物にだけ作用するもののようです。どれも安全性は高いけど、経口タイプで長期間血中に残るというのをどう考えるかということになりそうです。うちはフィラリアの薬を別途与えているからネクスガードを試すかどうかかな?ブラベクトは効果長過ぎるけど、その分与える回数は少なくて済むともいえる。副作用のリスクは、どれも低そうと思われるので、マダニのリスクと考えると使ってもよいのかなと考えています。
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